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2009年度腕時計の動向 [腕時計]

さて、今年も時計Beginを参考にバーゼルフェアやジュネーブサロンから腕時計の動きを見て行こう☆

◎全体的な印象は文字盤の複雑化。
もう終わるかと思ったら、より一層ゴチャゴチャになってる!
昔は中の機械に沿って文字盤デザインが決まっていった。
計器として、最小限に。
それが最近は完全に逆転→奇想天外なデザインから機構が積まれている。
デザインゴージャス化後のゼニスがフツーに見えてきた〜。

◎そのゼニスだが、目玉とも言えるニュー ヴィンテージ 1969 オリジナルには驚いた。
エル・プリメロもこのモデルなら満足できよう。
(真っ黒フライバックと双璧を成す男前〜)

◎もう一つの目玉・・・と言えば、何と言ってもオメガだろう。
一度見たら忘れられないシーマスター プロプロフ 1200M。
いよいよ伝家の宝刀を抜いてしまったなあ、と感慨深いとともに、世界的大不況はこんな伝説的モデルを登場させるほど切羽詰まってるのか〜、と考えちゃったい。
(それほど有り得ない事件なのです!)

◎そしてタグ・ホイヤーで真っ先に目を引くのはモナコ ガルフ限定モデル。
だが、私はモナコ 24 コンセプト クロノグラフに注目したい。
文字盤を4本のチューブで支えてショック吸収=魅せてしまう辺り、「コンセプト」はダテじゃないなあ、と痛感。

◎IWCやブランパンは昔のデザインが影を潜めてしまったのが少々寂しい。
今のでも十分よろしいんですがねー。
ジャガー・ルクルトくらいの配分が良いかなあ、なんて。

◎デザインが真ん中へ集中してきた。
カルティエのセンタークロノやフォルティスのすり鉢状など。
これは一つの時計にいくつもの文字盤が同居=散乱していた昨今のアンチテーゼ?

◎今年のケースは何と言ってもクッションケース!
特にグラスヒュッテのセネタ・シックスティーズは良好デザイン。
ベル&ロスのBR01登場がケースデザインに何らかの作用を及ぼしてる・・・よなあ?
(アラン・シルベスタインの激似モデルには思わず笑いがっ!)

◎ロンジンやエベラールを見てると落ち着く・・・と思うのは私だけ?
(ロンジンの地味〜な復刻が特に泣けるぅ)

◎グルーベル・フォーシィのトゥールビヨン位置には毎回、脱帽。
今年のハリー・ウィンストンはオーパス9よりも正直グルーベル・フォーシィが手がけたダブルトゥールビヨンの方が鮮烈にインプットされた。

◎ハミルトンはホント頑張ってる!
ベンチュラやカーキの近未来モデルとジャズマスタースリムの普遍的モデルを一緒に発表するなんて・・・
このバランス感覚、見習いたい。

◎パテック・フィリップがジュネーブシールをやめ、独自のパテック・フィリップシールを刻印?!
ジャガー・ルクルトのマスターシリーズより一歩進んだ行い→パルミジャーニ・フルリエの刻印を思い出してしまったが、ちょっと意味合いが違ってたようだ。
それにしても、大胆すぎると言うか、ココ以外に出来ないだろうカリスマパワーに、他社の動向が気になる→来年が楽しみ♪

10年先も飽きない時計を探し続ける私としては、今年は目眩がするデザインに溢れていた。
(ピエール・クンツのヴェルティゴ"目眩" スポーツ・・・なんてね♪)
ただ、腕時計業界がお互いの個性をぶつけ合い、常に切磋琢磨=進化し続ける産業だ、とも再認識。
どのモデルも少なからず他者に作用する。
だから面白い!
お手頃価格のチープ時計しか買えないかもしれないけど、機械式時計はまだまだ気になる存在=憧れの的だ。
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