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機械式時計の未来? [腕時計]

何とも壮大なタイトルですが、私自身、全然分かってないです。
それは・・・今年のバーゼル&ジュネーブの新作達が曲者揃いだから〜(困)

注)毎年恒例の熱病です。
何となく共感できる人だけお付き合いを。
理解できない人は、時計Begin vol.52を騙されたと思って買ってみよう。
一家に一冊、付録が家宝。

機械式時計はますます複雑になっていき、一体ドコへ向かうのか。
その答えがデジタル?
と言いたくなるのが、ハリー ウィンストンのオーパス8。
その年の顔ぶれが計れるシリーズだけに、まず最初に注目すべきモデルなのだが・・・
見た目、国産デジタルクォーツ(笑)
まあ、中身の超絶機構とのギャップが楽しいんでしょう。
ドゥ グリソゴノのメカニコdGとかね(今更アナデジって、あんた)。
確かに、ちょっと昔では想像できない代物だ。
瞬時に切り替わるデジタル表示を歯車やゼンマイでどうにかしようってんだから。
着眼点、チャレンジ精神は認める。
ただ、存在意義は・・・??
そういう意味ではドゥ ヴィットのWX-1も理解不能。
横幅7cm強のバカでかさにトゥールビヨン、21日間パワーリザーブ。
それでいて時刻はどうやって読むの?なデザイン。
はっきり言って規格外の反則技です(笑)

中身の凄さを前面に押し出したデザインが嫌いな私。
そんな中でさり気なさが光ったのがメートル デュ タンのチャプター ワンとモーリス ラクロアのメモワール1。
前者は懐かしさたっぷりの回転ドラムがシリンダー式カレンダーとなって上下に搭載。
それだけでは飽き足らず、1コ1コ説明するのが大変な超絶機構が特盛り状態=なのにスッキリ角形なのが良い。
さすが独立時計師3人による結晶。
後者はフツーの3針モデルな風貌に化物が潜む。
時間表時と計測時間表示が同時に進行していても瞬時に切り替わって視認が可能なのだ。
Gショックなどデジタル時計なんかでは当たり前の機能だが、アナログの機械式で表示していない方はどうなるの?と考えるとその凄さが分かるだろう。
デザインも記憶を司る機構 メモワールタワーを想像させる立体的で先鋭的なフォルム。
課したテーマの潔さも認め、未来の腕時計がこんなだったらなあ、と憧れる。

昨今の「超」が付く複雑機械式時計を見てると、デカ厚時計のブームも無駄じゃ無かったのかな〜、なんて。
デカい腕時計が認められる→中の機械をもっと複雑にできる→信じられないモデルの創造!
ただ、それは古典的デザインの範疇において、という点を強調したい。
腕時計は金持ち趣味の置物とは訳が違う。
人が使う実用的な道具なのだから。
そう考えると、今年のコンセプトウォッチは趣味に走りすぎた、オモチャ感が満載・・・
一方、一般向けはまだまだスポーツ系人気のようで。
だってパルミジャーニ フルリエやジャケ ドローからもリリースされてるくらいだからねえ(信じられん!)
高級スポーツカーブランドとのコラボもあることだし、イメージ作りにはスポーツ系もラインナップしてないと。
・・・何だかオーデマ ピゲのロイヤル オークやウブロみたいなゴツ時計ばっかになってきたなあ。
こうなると昔嫌いだったタグ ホイヤーやブライトリングが普通に見えてくる。
でもまあ、IWCのヴィンテージ コレクションやジャガー ルクルトのコレクション1833などが登場してるのでまだまだ安心かな。
(どちらも最小限デザインでマジ洗練されてるな〜)

その他、気になったモデル達。

ボール ウォッチのエンジニアマスター2 ダイバー GMT
(色の組み合わせが美しい遊びのブラックウォッチ)

ボーム&メルシエのクラシマ エグゼクティブ ゴールド GMT
(育ちの良さがうかがえる)

ベダ&カンパニーのNo.8 Ref.867
(変わったクッションケース&ブランドロゴの入れ方が大胆)

ブレゲのクラシック クロノグラフ "コラムホイール"
(懐かしの渦巻き状タキメーターに涙)

コンコルドのC1 トゥールビヨン グラヴィティ
(ここまで来ればメカ好きにはたまらんだろう)

ダニエル ロートのクロノグラフ パピヨン
(まーた訳の分からん機構積んじゃって・・・スゲぇ)

ドゥ ベトゥーンのDB26
(ゆりかごフレームが文字盤デザインと見事にマッチ)

フォルティスの限定アートモデル"IQウォッチ"
(武骨さが売りな黒時計でこの遊び心はナイス)

ジラール ペルゴのヴィンテージ1945 オフセンターエナメル
(時の流れを忘れさせる)

グラスヒュッテ オリジナルのセネタ シックスティーズ クロノグラフ
(これは後々まで受け入れられるモデル)

ジャガー ルクルトのメモボックス トリビュート トゥ ポラリス
(欲しい!懐かしい!メモボックス!)

ロンジンのレジェンド マリーナ
(それアンティーク?と思わせたもん勝ち)

オメガのシーマスター アクアテラ
(やはりこの路線で来たか〜)

ピエール クンツのインフィニティ ルーピング
(この見づらさは好き!何となく宗教的で)

ロレックスのオイスター パーペチュアル シードゥエラー ディープシー
(今度はシードか!やられた〜〜)

ストーヴァのフリーガー デイト
(IWC・・・ではない?)

やっぱり腕時計は視認性が一番!

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コメント 2

ならず者

やっぱ視認性ですか!!!(笑)
by ならず者 (2008-06-20 18:33) 

superstring

限定とか変わり種のスウォッチを散々買い漁った結果です(苦笑)
シンプル3針ロレックス1本の方が真の漢?
by superstring (2008-06-22 03:36) 

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