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今年の腕時計も、らしくない [腕時計]

さて。
今年も腕時計について語るときが来ました。
まあ、ほとんど時計Begin vol.48の感想文なんですが(笑)
ところどころ辛口意見になっちゃうのは腕時計への愛情ゆえご容赦を。

まず最初に感じたのが、「今までのイメージと大きく違ったモデル」
これは昨年のゼニスのデファイ、モーリス・ラクロアのポントスなどから始まったような気がする。
例えば、

フランク・ミュラーのダブルフェイス・クロノグラフ
(クレイジー文字盤から王道クラシックへ。ブレゲと見間違えるほど。)

ロンジンのスポーツモデル
(レジェンドダイバーはお値段の割に大人顔。)

ブライトリングのスーパーオーシャン・ヘリテージ
(ここんちにしてはかなり地味め。私は好き。)

ボーム&メルシエのリビエラ S マグナム
(静かな主張もここまでくれば大したもの。)

この動きは新鮮ではあるものの、ブランドイメージが薄れる心配も懸念される。
ニューイメージはせめて3年以上連続投入してもらいたい。
(そのモデル自体の存在意義が疑われる=ブランドに不信感が広がるからねえ。)

そして、毎年恒例の複雑機構の充実。
でも、ただ複雑というより唯我独尊機構とでも言うべきユニークピースに重点が置かれている。
各社のポテンシャルの飛躍=余裕の現れかなあ。
そこで注目なのが老舗ジャガー・ルクルト。
ここ数年の化け物モデルの登場ぶりには絶句。
モダンデザインへの昇華も併せてやっちゃってるんだから、凄い。
(淡々とマスターシリーズを作り続けてた甲斐があったねえ。)

ただ、デザインの点から見てみると、ごちゃごちゃしない文字盤作りが身上。
もうデカくて派手な時計は飽き飽きでしょ。
そうなると、やっぱり有効なのがクラシック回帰。
ゴールドケースの復権もあり、嫌みにならない上品さを大切にしたい。
A.ランゲ&ゾーネ、F.P.ジュルヌ、ジャケ・ドローなどの佇まいは分かる人には伝わるはずです。
(これらを身につけるには人としての深みや格も大事やねえ。)

そう言えば、
腕時計に興味を持ったガキの頃。
確かオールドロレックスの文字盤の焼け具合に痺れたんだよなあ。
幸運なことに時計ビギンと出会えた。
そして15年。
機械式時計の盛り上がり(異常繁殖?)を眺めてきたわけだが・・・
ちょっと寂しいのはアンティークのページが減ったこと(これは各雑誌共通)
一昔前は各ブランドにニュースなモデルが1つあれば良い方だったので仕方ないが、雑誌の後半に並んでた日焼けした文字盤達が私を暖めてくれた。
その上、各ブランドの強みや伝統モデルの勉強にもなった。
だから、ロレックスのニューミルガウスは何で武骨じゃないんだあ!
とか。
IWCのダ・ヴィンチはこんなにもすっきりなれるのかー!&ポートフィノは変わらないところが素敵だ〜!
などと簡単に喜怒哀楽ができてしまう。

最近は新作の紹介に追われてる感じ。
腕時計業界も忙しなくなったもんだ。


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